子猫が母猫からもらった抗体は成長とともに減っていきます。一方、子猫が自身の体内で作る抗体も、すぐには十分な量までは上昇しません。抗酸化物質が配合されたフードで健康を維持し、免疫をサポートしましょう。

避妊・去勢手術後は、ホルモンバランスの変化が起こり、消費するカロリーは減るのに、食欲は増加し、太りやすくなります。体重管理は大切なケアなので、手術前から与えてるフードを15％ぐらい減らすとよいでしょう。たくさん食べたがる場合は、満足感を得やすいウェットフード（子猫用を）を与えるのもよいでしょう。

実は一生の中で最も食べる量が多いのは生後４～５ヵ月齢で、成長のスピードががゆっくりになる6ヵ月齢を過ぎると必要な食事量は徐々に減っていきます。子猫の食事量が減って心配する方もいると思いますが、健やかに成長していれば大丈夫です。

胎児期から成猫になるまでの食事の経験が、その猫の一生の食の好みに影響すると言われています。
子猫は母猫の食べる様子を真似し、離乳期に口にした食べ物を長く好む傾向があります。
そのため、この時期に栄養バランスの取れたドライフードとウェットフードを組み合わせた「ミックスフィーディング」を経験させることが、将来の安定した食生活につながるのです。